〈デルタフォース〉
・土地 22
沼 5
森 5
ラノワールの荒原 4
疾病の神殿 4
ジャングルのうろ穴 2
ヨーグモスの墳墓、アーボーグ 1
ならず者の道 1

・クリーチャー 26
始まりの樹の管理人 1
搭載歩行機械 2
脳蛆 4
サテュロスの道探し 4
棲み家の防御者 4
異端の癒し手、リリアナ 2
夜の咆哮獣 4
死霧の猛禽 1
わめき騒ぐマンドリル 4

・スペル 12
墓所の力 4
胆汁病 1
神々との融和 4
群れの結集 1
進化の飛躍 1
残忍な切断 1

・サイド 15
血に染まりし勇者 2
思考囲い 3
胆汁病 3
苦痛の公使 2
英雄の破滅 1
再利用の賢者 2
エレボスの鞭 1
残忍な切断 1



テーロス~タルキール環境で、半年ぐらいずっと使っていたデッキです。
運命再編で墓所の力を手に入れたことによって、夜の咆哮獣!倒れた者からの力!墓所の力!と墓地のクリーチャーを力に変えるカードが3種類に!そこから「デルタフォース」と名付けました。

コンセプトとしては、墓地にクリーチャーを落としまくり、墓地のクリーチャーの数を参照するカードでデカくしまくって勝つ!です。
しかし倒れた者からの力は、大体1回しか誘発できない、クリーチャーいないとゴミになるといった所で全部抜けていきました…。
それに伴い、血に染まりし勇者4枚節くれの傷皮持ち4枚で、タップインランドを使わないという尖った構成がどんどん丸くなっていきました。


デッキの弱点としては、素のクリーチャーが細い(ブロックできないやつも多い)ので守れない、回避能力が無いやつばかりでデカくしても攻撃が通らない、デカくしても除去1枚でパーになる、といった所でした。

そんな中、タルキール龍紀伝でマスターピースと言えるカードが入り、大幅にデッキが強化されました。

そのカードは…棲み家の防御者!!!

2枚でグルグルすることで無限ブロッカー・無限アタッカーとしての役割を果たし、回避能力でほぼアンブロになり、除去されてもアドを取る、恐ろしいクリーチャーです。
もちろん墓地にカードが沢山落ちるので、シルバーバレットじみた戦術を取ることもできます。

使っていておかしいと思ったカードなのですぐに集めましたが、やっぱり多めに買っておいてよかったですね…。

そんなデンプロが入ったことによって勝ちまくり、デッキもデンプロを活かせるようにシフトしていきました。
マジックオリジンでは歩行機械、リリアナ、進化の飛躍といった相性の良いカードを手に入れ、初期とは打って変わって粘りに粘って勝つデッキとなりました。
最終的に高額カードが多めになったのが少し悲しいですが…。


この半年でかなり内容が変わったデッキですが、そんな中で最後にデッキに入っていたカードを振り返ってみようと思います。


・ならず者の道
デカブツを作ってこれで通して勝ち!と言うマッチも多かったです。アンタップインで展開を阻害しないところ、道探しで拾えるところが優秀なカード。ラヴニカ期にも使っていた、好きなカードの1枚です。

・始まりの樹の管理人
色的に能力を普通に使え、マナの蛇口となり、トランプルを持つことができ、リリアナで釣って嬉しいいぶし銀。
サイド行きなことが多かったですが、メインからは不動でした。

・搭載歩行機械
ただ強カードですが、このデッキとの相性は抜群!墓所の力は本体と飛行機械両方とも良い撃ち先で、基本的に守りのカードながら攻めにも転じてくれました。
飛行に弱いこのデッキの弱点を補ってくれるのもありがたかったです。

・脳蛆
このデッキのエース格。最初は倒れた者からの力の星座用ぐらいと考えていましたが、クリーチャーとしてカウントできつつもハンデスができ、除去の少ないこのデッキで除去として働いたり、除去の矛先になってくれたり、そもそも相手の除去を封殺したりと、ブロックしにくいところ以外は基本的に強かったです。
強化先にできるのも優秀。3枚ぐらい出ると、相手の除去を根こそぎ奪いつつ、そのまま脳蛆を強化して勝つことも…!

・サテュロスの道探し
このデッキの絶対的エース。クリーチャーとしてカウントでき、土地を伸ばすことができ、かつ墓地を肥やせ、強化先にもなる!
アタックしてもよし、ブロックしてもよし、生け贄に捧げてもよし、釣ってきてもよし、掘る系の呪文で持ってきてもよしと、このデッキにおいて無くてはならないクリーチャーでした。

・棲み家の防御者
マスターピース。このデッキの抱えていた問題を1枚で全部解決したスーパーカードです。今思えばこいつこそが、倒れた者からの力に代わるフォースでしたね!
滅茶苦茶に強化しまくるので、回避能力が実質アンブロとして働いていました。墓地回収で咆哮獣か墓所の力を持ってきて、自分のターンで強化してワンパン!という勝ち筋を何度たどった事か…。
間違いなくこのカードのおかげで勝率が1割以上増えましたね。

・異端の癒し手、リリアナ
クリーチャーが死にやすいこのデッキとは相性が良い…と思っていましたが、大体リリアナが最初に死んでいましたね。ライフリンクを持っているので素でビート系に強く、強化先としても申し分なかったです。
裏側は、もっぱら道探しと脳蛆の2枚看板を釣っていましたね。

・夜の咆哮獣
フォースの一角。墓地を肥やしまくるこのデッキにおいて大体デカいサイズで、10/10を超える事も多かったです。まあ1/1とかも割とありましたがw
とにかく授与が強すぎました。ある意味で回避能力を持たせることができ、付け先のクリーチャーが死んだとしてもまだデカブツが残る…マジ恐怖。
マナの問題や相手の動きによって、割と素出しも多かったです。普通にブロッカーとして立ったり、無人の荒野を駆け抜けたりと。あとはならず者の道でアンブロパンチも、よくしてましたね。

・死霧の猛禽
墓地に落ちるカードとして優秀です。このデッキで固めて引くと弱い(あと高い)ので1枚でしたが、デンプロと一緒にしぶといクリーチャーとして活躍してくれました。

・わめき騒ぐマンドリル
欲しいのはパワーや能力じゃない!回避能力だ!という事で、アンコウとタシグルを押しのけて4枚でした。ちなみにタシグルは能力を使うことはできますが、このデッキだとあまり強くないのです…。
4/4という事でよく4点除去でやられていましたが、それ以上にトランプルで活躍してくれた場面が多かったです。
2ターン目、3ターン目と墓地を肥やし、3ターン目マンドリルはこのデッキの強い動きでした。4ターン目に強化パンチ出来るともっと強い。

・墓所の力
フォースの一角。2マナにして、墓地を肥やしながらクリーチャーを強化できるナイススペル。しかも後半に引いても強い!むしろ後半に引いた方が強い!
クリーチャーがいないと撃てない、スタックで除去られると立ち消える(墓地肥やしもできない)という弱点はありましたが、その弱点を補って余りある仕事をしまくってくれました。
序盤からこれ2枚ぐらい使ってイージーウィン!というゲームも多かったですね。

・胆汁病
除去の薄いこのデッキにおいての除去。トークン系や飛行に弱いデッキなので、よく活躍してくれました。メインは1枚ですが、サイド後は4枚ガン積みで挑むことも多かったですね。

・神々との融和
メインの掘る系呪文。エンチャントも拾えるので、初期は倒れた者からの力、それが抜けた後はエレボスの鞭と進化の飛躍という、1枚挿しを探し当てるナイスカードでした。
クリーチャーがあっても、状況によってはそのまま落とすこともしばしば。

・群れの結集
サブの掘る系呪文。2枚拾えるのは魅力的…と思いきや、クリーチャーを落としておきたい場面が多かったので、最後まで1枚だけでした。
次の環境では、メイン墓地肥やしになりますね。

・進化の飛躍
やってることがおかしいエンチャント。これと少々の緑マナがあれば、マジでクリーチャーが尽きません。
重ねて引くと弱いのと、神々の融和で持って来れるので1枚挿しでしたが、普通に2,3枚入れておいても損はないカードです。

・残忍な切断
墓地肥やしまくるこのデッキでは強い除去。まあ探査はマンドリル優先で、クリーチャーを増やしたい関係でメイン1サイド1でしたが。
デンプロで引っ張ってきて1マナで撃つのは詐欺くさい動きですね。次の環境でもできるのが恐ろしい…。

血に染まりし勇者
最初期はこいつ出しまくって殴り勝つゲームよりも、こいつでブロックできなくて負けたゲームが多い印象。メインからどんどん減り、サイドで何とか生き残り。進化の飛躍とのコンボが強いと思いましたが、思えば3マナ要るのでそんなにでした。

・思考囲い
脳蛆でハンデスが足りない時に。終盤はコントロールが絶滅していて、勇者と共にベンチウォーカーになることもしばしば。
アブザン相手には結構よくやってくれました。

・苦痛の公使
コイツで気持ち良くなったことは1回ぐらいしかなかったですね…。こいつがいる時に限ってタフ2ばかり出てきたり…。
絶妙なタイミングで出たらメチャクチャ強いカードでした。

・英雄の破滅
デカブツを出すデッキ、PWを使ってくるデッキ様に。3マナが重いので、最初から最後まで1枚でした。

・再利用の賢者
ナイスサイド。クリーチャーとしてカウントできるディッチャで、掘る系呪文で引っ張ってこれる!そしてデンプロやリリアナ、エレボスの鞭で再利用できる!
こいつは3枚ぐらいとってもよかったんじゃないかと思っています。

・エレボスの鞭
赤単やビート相手に効果てきめん!ただ釣って強いクリーチャーがマンドリル位だったので、枚数は控えめでした。



ありがとうデルタフォース。面白いデッキだった。
機会が無くて結果は残していませんが、いつでも逆転が狙える、トリッキーな動きができる、使っていて面白みがあるという所で、ハートレスヤマデーモン以来の傑作と考えております。

次の環境でも、こんなデッキを作りたいものです。

コメント

抹茶パパ
2015年9月30日22:34

デッキ解説を楽しみにしていたので、とても読み応えがありました。
対戦させていただいた時に特に印象に残ったのが、《マンドリル》と《咆哮獣》、《墓所の力》でした。墓地が肥える度にこちらのプレッシャーも同様に増す、スリルある対戦で本当に楽しかったです。
次の環境のデッキも楽しみにしていますね!

山田
2015年10月1日1:07

ダラダラ長く書いてしまいましたが、読んでくださってありがとうございます!
どの角度でも一撃必殺を狙えるデッキなので、結構相手が気が気じゃない、という事は多かったですねw

もっと色々な、安くて強くて面白いデッキを作っていきたいと思います!

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