最近はどこへ行っても黒のデッキばかりで、ひねくれた山田はいくら冒涜の悪魔が好きでも、この状況で使いたくないなーという感じです。
そんな中、黒系デッキが流行っているおかげで需要が爆発的に増え、冒涜の悪魔1200円、地下世界の人脈250円という買取価格がついていました。どちらも100円ぐらいで買えたのに…。おかげでGP京都の軍資金を捻出することができましたが、ここまで買取価格が上がっていたのにはビックリでした。

てな訳で、今回は騰がるカードの法則についてまとめてみようと思います。結構当たり前のことも書きますが。



①土地
まあ土地はどんなデッキにも入るということで。4回連続で収録されたM10ランドも、最後まで(というか今でも)買取価格がついていました。
どんなデッキにも入るということで、強力な能力を持つ土地は基本騰がります。最近のいい例としてはニクソスですね。最初は伝説ということも相まって500円前後で買えましたが、今ではそれに1を足しても買えるかどうかという高騰っぷりです。使い捨て上等なやり方、膨大なマナの量でポストクレイドルとしての地位を確立しています。あと変わり谷はリアルでは500円程度の値上がりですが、MOでは実に4倍ぐらいの値段となっています。
2色地形は第3セットや基本セットが発売する時期ぐらいに下がりますが、ローテーション前後になると騰がりだします。安い時に買っておくと堅実に儲けられそうですね。

②4枚入りうるカード
土地もそうですが、4枚入るということは単純に考えて1枚挿しのカードより需要が4倍あるということ。特に「入れるなら4枚」というカードは爆発的に騰がりやすいです。最近ですと代表的なのは、クリーチャーは復活の声や波使い、冒涜の悪魔、呪文はスフィンクスの啓示や英雄の破滅、燃え立つ大地ですかね。

③単純に強いカード
まあ普通に書いてある事がおかしいカードですね。復活の声とか2マナ2/2なのに役畜トークンが出る手段を2種類も持っています。漁る軟泥も2マナ2/2なのに時にはエルドラージサイズになり、リアニなどを防ぎ、ライフ回復までしてくれます。冒涜の悪魔は4マナ6/6飛行が強すぎるのにデメリットも相手にとってディスアドバンテージですから。波使いは4マナのくせにトークンメッチャ連れてきます。ポルクラノスは4マナ5/5とかいうおかしいサイズに加え、緑なのにクリーチャーを除去できます。オブゼは5マナ5/5でドレインしまくれるわけ分からない能力になっています。
…改めてこいつらおかしすぎるやろ…まあ最初から高いのも半分ぐらい混じってますが。

④4マナ以下のカード
大体値段がついているレアカード、高騰するカードは4マナ以下のものが多いです。4枚入るかどうかの所で考えるのが、この4マナ以下、もしくは3マナ以下という基準はざらですからね。PWも5マナ以上はほとんど値上がりしませんし、オブゼも高水準をキープしていますが、5マナ+伝説ということで大きな高騰はしていません。特にPWは、軽いやつが騰がりやすいです。3マナのリリアナやドムリ、アショクは高水準をキープ、更なる値上がりもしています。2マナ

⑤環境に恵まれないカード
前回の貴種や、今回の冒涜の悪魔がそれに当たりますね。貴種は書いてある事おかしいのに未練という基地外カードや1点除去、マイナス修正の存在でSOM-ISD期は使われませんでした。冒涜も書いてある事おかしいのに、前述の基地外や不死の存在、墓所這いやスラーグ等の1枚でクリーチャー2枚以上の働きをするカードが多すぎて活躍できませんでした。書いてある事おかしいのに使われてなくて安いカードは、将来の高騰を見据えて持っておきたいですね。

⑥環境に恵まれているカード
⑤と同じようで逆。別におかしいほど強くなくても、今の環境にマッチしたカードは騰がります。前だと3色のデッキが隆盛する中、出せば勝ちといえるほどの燃え立つ大地、今だと赤、緑に強く信心も稼げる潮縛りの魔道士や、同型対決で先に出せば勝ちというほどで、同じく信心も稼げる夜帳の死霊、地下世界の人脈などが当たりますね。



まあこんなところですかね。最後にこれらを踏まえたうえで、山田が高騰すると思うカードを1枚。それは…



 慈 善 獣 



まず4マナ6/6。この時点で書いてある事おかしいです。最近は飛行クリーチャーが少ないので、大体の場合こいつ1枚でガッチリ止まります。冒涜の悪魔のように小さいクリーチャーとの交換になることもありません。こいつの特筆すべきは除去耐性。黒を含む多色なので、破滅の刃、究極の価格が効きませんし、肉貪りでも6点回復してくれます。そしてもちろん火力では相当頑張らないと焼けません。冒涜とは違い高木で死ぬこともありません。デメリットの相手ライフリンクですが、オルゾフカラーでは大体粘ってボードコントロールをして勝つので、そこまで致命的ではありません。また相手に何もなければ6点のアタッカーとして大活躍してくれます。

信じるか信じないかはあなた次第…。

コメント

nzm
2013年10月26日18:41

そこに神話であること(例、貴種、ヘルカイトなど)、PWであること(例、紅蓮チャン、ヴェリアナなど)という条件も加えましょう!

そこで、死の国のケルベロスとラルザレックが上がらないかなーと思うのであります(遠い目

はる
2013年10月26日19:55

僕も昨日FNMにいって黒だらけでがっくしきました。
ハンデス祭りの中エスパーが生き残れるわけもなく...
白黒デッキが使うカードとしては同じマナ域は冒涜の悪魔がいますが高木で落ちるか落ちないかとクリーチャー数が多いと寝てしまい仕事をしない可能性がある冒涜の悪魔とでは検討の価値があるかと思います。
イメージ的には冒涜の悪魔はコントロール、ミッドレンジ系に強く、慈善獣は地上ががっちり止まるので優秀な飛行クリーチャーが少ない赤白緑系のビートダウンに強いかなぁとは思います。
ただ5マナを見てみると幽霊議員オブゼダードと、環境で今強いヴィスコーパの血男爵がいるので軽さや除去体制の面から選択して行くかが難しいような感じもします。

山田
2013年10月26日20:27

>nzmさん
神話はリアルでもそうですが、MOだと特に騰がり幅が大きいですね。PWは今までのものを見ていると、ジェイスみたいに使い捨てられることや、3マナPWみたいに軽いことが重要っぽいです。
ケルベロスはどうか分かりませんが、ラルはうまく使うデッキがあれば稲妻2回で使い捨て可能なPWということで騰がりそうですね。

>はるさん
自分の周りも最近黒ばかりで嫌になります…。
慈善獣は冒涜と一緒に使うのも良いですし、冒涜の代わりになる場合もありますし、選択肢として優秀だと思います。
改めて白黒は3マナはゾンビと罪これ、4マナは冒涜と慈善獣、5マナはオブゼと血男爵が選べたりと贅沢ですね。

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