はい、というわけで悔しくて書きなぐりました。
今の環境で呪文滑りがどれだけ仕事をするかと、それについての対策を書いていこうと思います。
①呪文滑りのスペック
まずはおさらいとして。とても2マナのアーティファクト・クリーチャーとは思えないほどの優秀なスペックです。太陽のタイタンで釣ることや、埋没した廃墟での回収が可能。ファイレクシアの核などで生贄にささげることも可能。
タフネスが4あるので序盤の壁として優秀で、しかも防衛持ちではないので装備などがあれば(まあなくても)攻撃することもできます。
そして特筆すべきは呪文や能力の対象を自分に変更できる能力。Φマナなので、マナがない時でも使用することができます。
②壁
これは単純明快。序盤の教区の勇者や流城の貴族をがっちりガード。しかも火葬1発では焼き切れません。
③能力で守る
一番の仕事でありますが、プレイヤーに飛んでくる火力も、対象が「クリーチャーかプレイヤー」ならば、変更することができます。
最近だと赤祭殿やはらわた撃ち(狂喜達成や少ないライフ)からプレイヤーを守るのが主な仕事です。
また、自分のパーマネントも、対象が適正であれば身代わりになって除去を受けることができます。
火力はもちろん破滅の刃やアーティファクト破壊、急送、忘却の輪、内にいる獣、蒸気の絡みつき…更には霜のタイタンのタップ能力まで滑らせることができます。
以前の集団変身では何度こいつにやられたことか…。
④相手の有利な能力を奪う
これが今最も重要な問題です。前述の天使の運命等(これ以外使われているかどうか知りませんが)のエンチャント(クリーチャー)、ケッシグのパンプ効果、、テゼレットの-1能力、巨大化系のパンプアップ、すべて奪うことができます。
相手が呪文滑りを除去する手段を持たなければ、実質これらを封じることにつながります。
⑤プレインズウォーカーとのコンビ
ヤバいです。ヤバいの一言です。呪文滑りが地上クリーチャーからのダメージとPWに対しての除去(火力や忘却の輪等)の両方から守ります。
⑥ハートレスデッキでの仕事
ハートレスデッキにおける呪文滑りの仕事ですが、まずこいつは心なき召喚が出ている状態だと0マナで出せます(打ち消しはできます)。そして帰化系のエンチャント・アーティファクト破壊から心なき召喚を守ります。心なき召喚が序盤で壊されると動きづらいので、一緒に出るとかなり安心します。
タフネスは3になってしまいますが、序盤の壁としては十分です。
次のエキスパンションだと、ヘイヴングルさんとのコンビが強そうです。
心なき召喚がないときでも無色2マナで出せるので、壁として信頼でき、キープ基準にもなります。
大建築家型だと、大建築家からすぐに出ることもできます。キーである大建築家を守れるのは心強いです。
そして心なき召喚だけでなく、クリーチャーも守ります。3ターン目に出して除去されやすい乾杯さんの身代わりになったり、4ターン目に除去耐性の高い霜のタイタンと並ぶと、相手は多くのマナを払わなければならない(そして大抵マナは縛られている)ため、除去を打つこと自体が艱難になります。
もちろん最短ターンでなくても仕事はします。最近は、相手にコピーされた霜のタイタンのタップ能力を滑らせる事が多いです。
また、いるだけで天使の運命とケッシグの対策になります。
⑦呪文滑りへの対策(壁)
1.呪文滑りを破壊する
単純です。呪文滑り以外でなく、呪文滑りを対象にして除去します。なかなか能力が釣れない事も多いので、最初から潰しに行きます。
2.呪文滑りより大きい、もしくは接死クリーチャーで殴る
状況によってはブロックして死んでくれますし、この条件を満たしているならば壁として怖くありません。
⑧呪文滑りへの対策(能力で守る)
1.一緒に葬る
審判の日や金屑の嵐、黒頂点です。滑らせようがないです。単純明快。
2.呪文滑りを対象に取れない呪文や能力を使う
喉首狙い、エンチャント破壊、ゴブリンの投火師などが代表的でしょうか。クリーチャーまたはアーティファクトを対象に取れなければ滑らせることができません。
3.「呪文滑りを含めた」複数の対象を取る
これはアークトレイルや業火のタイタンの能力に関してです。あらかじめ呪文滑りを対象にとっておけば、他の対象を呪文滑りに移し替えることができません。
結構知っていて損はないテクニックです。
⑨呪文滑りへの対策(相手の有利な能力を奪う)
1.除去する
まあそれができれば苦労しないです。
2.堂々たる撤廃者
こいつは相手のクリーチャーその他の起動型能力を自分のターンに防ぐので、呪文滑りの能力を使われることなく、安心して天使の運命を付けることができます。
3.自分も呪文滑りを使う
さあ、死のキャッチボールの始まりだ…!
⑩追加:呪文滑りの弱点
1.精神隷属機・ソリン奥義
何か呪文や能力をスタックに乗せると、それに対してライフの続く限り能力を起動することができます(呪文滑りが対象の適正でなくても、対象に取れるならどんな呪文や能力でも良いです)。
これによって、自分のコントロールが奪われた時、ライフを0か1まで減らされてしまいます。テゼレットコントロールやソリンを入れたコントロールと戦う際は要注意です。
逆にこれを使って自分のライフを減らすことも可能です。今度出る能力の窮地とは相性が良いかもしれません。
2.スタックに乗せたままの除去
呪文滑りに対象を変更する能力がスタックにのった状態で呪文滑りが除去されると、その呪文や能力は立ち消えではなく、元の対象に適応されます。これは呪文滑りがいなくなることで、呪文滑りの能力が立ち消える(対象不適正)ためです。
ケッシグ等はこれを狙ってみると、安心しきっている相手の裏をかけそうです。
ただ、解決前に重ねて能力を起動されると結局同じです。相手がマナもライフも支払えない局面でお使いください。
ざっとこんなところですか。
他に何かありましたらコメント受け付けております。
今の環境で呪文滑りがどれだけ仕事をするかと、それについての対策を書いていこうと思います。
①呪文滑りのスペック
呪文滑り
2 アーティファクト・クリーチャー ホラー 0/4
青/Φ:呪文1つか能力1つを対象とする。それの対象1つを呪文滑りに変更する。
まずはおさらいとして。とても2マナのアーティファクト・クリーチャーとは思えないほどの優秀なスペックです。太陽のタイタンで釣ることや、埋没した廃墟での回収が可能。ファイレクシアの核などで生贄にささげることも可能。
タフネスが4あるので序盤の壁として優秀で、しかも防衛持ちではないので装備などがあれば(まあなくても)攻撃することもできます。
そして特筆すべきは呪文や能力の対象を自分に変更できる能力。Φマナなので、マナがない時でも使用することができます。
②壁
これは単純明快。序盤の教区の勇者や流城の貴族をがっちりガード。しかも火葬1発では焼き切れません。
③能力で守る
一番の仕事でありますが、プレイヤーに飛んでくる火力も、対象が「クリーチャーかプレイヤー」ならば、変更することができます。
最近だと赤祭殿やはらわた撃ち(狂喜達成や少ないライフ)からプレイヤーを守るのが主な仕事です。
また、自分のパーマネントも、対象が適正であれば身代わりになって除去を受けることができます。
火力はもちろん破滅の刃やアーティファクト破壊、急送、忘却の輪、内にいる獣、蒸気の絡みつき…更には霜のタイタンのタップ能力まで滑らせることができます。
以前の集団変身では何度こいつにやられたことか…。
④相手の有利な能力を奪う
これが今最も重要な問題です。前述の天使の運命等(これ以外使われているかどうか知りませんが)のエンチャント(クリーチャー)、ケッシグのパンプ効果、、テゼレットの-1能力、巨大化系のパンプアップ、すべて奪うことができます。
相手が呪文滑りを除去する手段を持たなければ、実質これらを封じることにつながります。
⑤プレインズウォーカーとのコンビ
ヤバいです。ヤバいの一言です。呪文滑りが地上クリーチャーからのダメージとPWに対しての除去(火力や忘却の輪等)の両方から守ります。
⑥ハートレスデッキでの仕事
ハートレスデッキにおける呪文滑りの仕事ですが、まずこいつは心なき召喚が出ている状態だと0マナで出せます(打ち消しはできます)。そして帰化系のエンチャント・アーティファクト破壊から心なき召喚を守ります。心なき召喚が序盤で壊されると動きづらいので、一緒に出るとかなり安心します。
タフネスは3になってしまいますが、序盤の壁としては十分です。
次のエキスパンションだと、ヘイヴングルさんとのコンビが強そうです。
心なき召喚がないときでも無色2マナで出せるので、壁として信頼でき、キープ基準にもなります。
大建築家型だと、大建築家からすぐに出ることもできます。キーである大建築家を守れるのは心強いです。
そして心なき召喚だけでなく、クリーチャーも守ります。3ターン目に出して除去されやすい乾杯さんの身代わりになったり、4ターン目に除去耐性の高い霜のタイタンと並ぶと、相手は多くのマナを払わなければならない(そして大抵マナは縛られている)ため、除去を打つこと自体が艱難になります。
もちろん最短ターンでなくても仕事はします。最近は、相手にコピーされた霜のタイタンのタップ能力を滑らせる事が多いです。
また、いるだけで天使の運命とケッシグの対策になります。
⑦呪文滑りへの対策(壁)
1.呪文滑りを破壊する
単純です。呪文滑り以外でなく、呪文滑りを対象にして除去します。なかなか能力が釣れない事も多いので、最初から潰しに行きます。
2.呪文滑りより大きい、もしくは接死クリーチャーで殴る
状況によってはブロックして死んでくれますし、この条件を満たしているならば壁として怖くありません。
⑧呪文滑りへの対策(能力で守る)
1.一緒に葬る
審判の日や金屑の嵐、黒頂点です。滑らせようがないです。単純明快。
2.呪文滑りを対象に取れない呪文や能力を使う
喉首狙い、エンチャント破壊、ゴブリンの投火師などが代表的でしょうか。クリーチャーまたはアーティファクトを対象に取れなければ滑らせることができません。
3.「呪文滑りを含めた」複数の対象を取る
これはアークトレイルや業火のタイタンの能力に関してです。あらかじめ呪文滑りを対象にとっておけば、他の対象を呪文滑りに移し替えることができません。
結構知っていて損はないテクニックです。
⑨呪文滑りへの対策(相手の有利な能力を奪う)
1.除去する
まあそれができれば苦労しないです。
2.堂々たる撤廃者
こいつは相手のクリーチャーその他の起動型能力を自分のターンに防ぐので、呪文滑りの能力を使われることなく、安心して天使の運命を付けることができます。
3.自分も呪文滑りを使う
さあ、死のキャッチボールの始まりだ…!
⑩追加:呪文滑りの弱点
1.精神隷属機・ソリン奥義
何か呪文や能力をスタックに乗せると、それに対してライフの続く限り能力を起動することができます(呪文滑りが対象の適正でなくても、対象に取れるならどんな呪文や能力でも良いです)。
これによって、自分のコントロールが奪われた時、ライフを0か1まで減らされてしまいます。テゼレットコントロールやソリンを入れたコントロールと戦う際は要注意です。
逆にこれを使って自分のライフを減らすことも可能です。今度出る能力の窮地とは相性が良いかもしれません。
2.スタックに乗せたままの除去
呪文滑りに対象を変更する能力がスタックにのった状態で呪文滑りが除去されると、その呪文や能力は立ち消えではなく、元の対象に適応されます。これは呪文滑りがいなくなることで、呪文滑りの能力が立ち消える(対象不適正)ためです。
ケッシグ等はこれを狙ってみると、安心しきっている相手の裏をかけそうです。
例:ケッシグの効果を自分の真面目な身代わりに使い、相手の呪文滑りが能力を起動したスタックに乗せて、呪文滑りを古の遺恨で破壊すると、ケッシグの対象は真面目な身代わりのままである。
ただ、解決前に重ねて能力を起動されると結局同じです。相手がマナもライフも支払えない局面でお使いください。
ざっとこんなところですか。
他に何かありましたらコメント受け付けております。
コメント
滑りは、相手テゼの能力を滑らせて自信を5/5にできるのでそこも役立ちますね
あと相手に精神隷属機で即死するんでそこも弱いかと。
まあ自分でライフ払いまくる事も可能ですが…
窮地の為にワンチャン?
確かに精神隷属機に弱いというのはありますね…。窮地に関しては呪詛の寄生虫より使いやすそうですね。