「ヤマデーモン」が「ヤマデーモン」であるために

2012年3月16日ハートレスデッキコメント (6)

最近なんかモダンについてばかりなので…。普通にスタン熱はあります。
あ、でもモダンのカードは引き続き募集しています。詳しくは↓。

http://yamademon.diarynote.jp/201203142245425784/

さて、山田の代名詞とも言えるようになってきた「ハートレスヤマデーモン」ですが、その名の通りデーモンクリーチャーを多く入れています。
デーモンの種類は、５マナの血の贈与の悪魔、７マナのルーン傷の悪魔となっています。前環境では乾杯さん４枚、ルーン傷３枚となっていました。
今はメタの変遷に合わせて、乾杯さん１（サイドにも１）、ルーン傷３枚となっていますが、また乾杯さんがメインに戻るかもしれません。

このデーモン達について、それぞれ触れてみます。

血の贈与の悪魔
このクリーチャーは何と言っても、ハートレスデッキで３ターン目に出せることが魅力です。５マナ域のクリーチャーは数あれど、序盤から相手にプレッシャーをかけられるのはこいつぐらいだと思います。素のスペックも５マナ5/4飛行とかなり高いのです。対処されなければあっという間に相手のライフを詰め、後続を引っ張ってきます。

弱点としては、除去耐性がないこと、自分のターンにならなければ仕事をしないこと、プロテクション黒やパージの前で無力なことです。
現在は黒の除去が喉首狙いにシフトしていることや、弱点のバウンスが多いことも向かい風です。あと未練ある魂で攻撃が通りにくいのもきついです。

強いデッキはケッシグや殻等の除去の薄いデッキ、黒がらみのコントロール系デッキ、感染デッキ等です。
弱いデッキはクロックパーミ、高速ビート等です。

ルーン傷の悪魔
このクリーチャーは７マナと重いサイズながら、魔性の教示者＋6/6飛行という驚異のスペックを持つデーモンです。ハートレス状態だと５マナで出せ、後続を持ってきたり目の前の脅威を排除するものを持ってくることができます。また、２枚張りだと４ターン目に出して、デッキの中の変形者全部を持ってくるという必殺技もあります。もちろん中盤以降はメチャクチャ強いですし、逆転の一手となることも多いです。後半トップ勝負でこいつに何度勝たせてもらったことか。
ハートレスではよくウスーンと比べられますが、山田は絶対ルーン傷の方が強いと思います。理由はまた別で書きます。

弱点としてはやはり重いこと、序盤だとマナが少ないので持ってきたものを使えないことが多いことです。こいつが初手に２枚あって何度悶絶したことか。あとコピーにも（このデッキ全体に言えることですが）弱いです。乾杯さんはハートレス状態でも相打ちできますが、ルーン傷は一方的にやられます。

あまり弱点のデッキはありません。強いて言うなら速いデッキです。

まあこれらのデーモンをふんだんに使っているのが、「ハートレスヤマデーモン」です。
山田はこの２体の強さを知っているので、いくら環境が高速でも乾杯さんは２枚より少なくならないし、ルーン傷の枚数はおそらく減りません。